ミューズ・セッション エピソード2

 October 26, 2021
カテゴリ: ミューズ・セッション

 

わたしと天然石の出逢いからの
ストーリーをエピソード形式でお話しさせていただきますね。

エピソード.2

小さなノートと、不思議なブレスレット

少し不思議で、少しあたたかい。そんなお話を聞いてください。

あれは、天然石のブレスレットと出会う3ヶ月ほど前のこと。
私は3人の子育てがひと段落し、
一番下の娘が小学1年生に。
少しずつ「自分の時間」が持てるようになっていました。

まわりのママ友たちは、仕事に復帰して忙しそう。
少しさみしいけれど、私は陶芸やガーデニング、
ステンドグラスなど、好きな習いごとを楽しんでいました。

でも──どこか、満たされない気持ちが残っていたのです。
「何かが足りない」
「自分をちゃんと生きていない」
そんな言葉が、心の奥にふと浮かびました。

そこで思い出したのが、20代の頃によくやっていた「ノートに気持ちを書く」こと。
あの頃のように、静かに自分に問いかけてみました。

「どうしたいの?」
「何がしたいの?」
「なんでもできるなら、何がしたいの?」

書き出していくうちに、
自分でも驚くような気持ちがあふれてきました。

思い出したのは、小学6年生のあの冬。
転校で大好きだった水泳を手放すことになった日のこと。
全国でも上位に入るほど夢中になっていたあの時間が、
ずっと心の奥で止まっていたことに気づいたのです。

「あの頃の夢のつづきを、もう一度見てみたい。」

そんな言葉がノートにあらわれたとき、
胸の奥がふわっとあたたかくなりました。

それは水泳をまた始めたいという意味ではなく、
あの頃のように、夢中になれる何かと出会いたい──
そんな自分の願いに気づいた瞬間でした。

気づけば、不足感はすっと消えていて。
「やっぱりノートってすごいな」と思いました。

──そして3ヶ月後。
友人の家で、天然石のブレスレットを作る女性と出会ったのです。
その美しさに、心が惹きつけられました。

「あのノートに書いた気持ちが、
この出会いを引き寄せたのかもしれない。」

今でも、そう思わずにはいられません。

ノートに気持ちを書く習慣は、
私の人生を何度も救ってくれました。
静かに自分と向き合う「ノートの世界」──
それは、何かを始めたいときの大きな力になるのかもしれません。

あなたもぜひ、
ノートをひらいて、心の声を書いてみてくださいね。

 

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お読みいただき
ありがとうございます。

長谷川真由美

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