ミューズ・セッション エピソード 1

 October 25, 2021
  ミューズ・セッション

わたしと天然石の出逢いからの
ストーリーをエピソード形式でお話しさせていただきますね。

エピソード.1

チャンスの神様は前髪だけ

──天然石との出逢いが運んできた、新しい物語のはじまり

目標を叶える未来を先にお祝いする「予祝ジュエリー」として、
いま、多くの方が身につけてくださっています。

その選び方の一つに、わたしが提供している
「ミューズ・セッション」というメニューがあります。
お話をじっくり伺いながら、目標を明確にし、
“いまのあなた”にぴったりのジュエリーをご提案するものです。

これまでジュエリーを通して、
のべ1,500人以上の方と関わらせていただきました。
その積み重ねのなかで生まれたセッションです。

でも──
19年前のわたしは、まさか自分がジュエリーに関わるなんて、
思ってもいませんでした。

当時はちょうど、天然石ブーム。
パワーストーンのブレスレットが流行っていて、
あちこちで見かけました。

けれど私は
「浄化? お手入れ? めんどくさそう…」
と、正直まったく興味がなかったのです(笑)。

ところが、ある日。
友人の家に遊びに行ったとき、
たまたま来ていた天然石アクセサリーの作家さんに出会いました。

その方の手づくりされた、ローズクォーツのブレスレット。
それはもう、キラキラと美しくて──
気がついたら、購入して、身につけていたのです。

それは、まるで庭の土に触れるような、
植物の根っこに触れるときの、あの感覚。
自然とつながる心地よさがありました。

「この石を、ペンダントにできないかな?」
そう思って調べてみたら、ワイヤーで包む方法があると知って、
ワークショップに参加。
そこからは夢中になって、
手持ちの石にワイヤーを巻いては、身につけていました。

そんなある日。
知らない方に「それ、あなたが作ったんですか?」と声をかけられたのです。

「……作ってもいいのかもしれない。」
そう思ったときが、わたしのジュエリー制作のはじまりでした。

ふり返ると、まるで物語のような、不思議な連なり。
偶然のようでいて、必然だった出逢いたち。

きっと、人生にはそういうタイミングがあるのかもしれません。
変化のとき、チャンスのとき──

「チャンスの神様は、前髪しかない」って、聞いたことありますか?
後ろ髪がないから、通りすぎたら、もうつかめないんですって。

あの頃のわたしは、その神様の前髪を、そっとつかみました。
そして、いまに続く道を、歩きはじめたのです。
::::::::::::::::::::::::::::::

お読みいただき
ありがとうございます。

長谷川真由美
::::::::::::::::::::::::::::::